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【Xmind】マインドマップで研究管理を効率化する

研究の姿勢
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本記事では「【Xmind】マインドマップで研究管理を効率化する」ことについてアウトプットします。

  • 研究の目的が気づいたら見失ってる
  • 研究の流れが複雑になって頭が混乱する
  • 研究の要点がわからなくなってくる

このような悩みに対して、
Xmindというマインドマップソフトを使うと目的、流れ、要点が明確になって研究が捗るようになったのでアウトプットしていきます。

Xmindを使用すると捗る理由として下記の3つではないかと考えています。

  • 目的が常に目に入る
  • 研究の流れが視覚化されるので今の立ち位置がはっきりわかる
  • 研究の要点が視覚化されて本流からずれにくくなる

博士課程の時は複数テーマを担う中で、うまく管理できずにパンクしていました。
その原因は全部脳みそ内でやろうとしてたからだと振り返って思います。
企業に入ってまた複数テーマを担う中で同じことは繰り返せない!
ということで、マインドマップを使うことで現状うまくパンクせずに管理できています。

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マインドマップとは

マインドマップ

本記事ではマインドマップの概念自体それほど重要じゃないので詳しくは、Wikipedia(マインドマップ)を参照してください。

マインドマップとはトニー・ブザンという人が考案した思考の表現方法だそうで、主に記憶の整理や発想を促すために使用されています。
キーワードを中央に配置して、放射状に関連するキーワードを並べることで脳の中の思考を紙で表現するものですね。
マインドマップは正確にはルールがあって、それに従っていないものはマインドマップとは呼べないと言われているそうですよ。

本記事は、マインドマップをツールとして研究に応用するのにそのルールからずれた使い方をしてるから、マインドマップ(のようなもの)を使うと研究が捗ると表現した方が正確かもしれませんね。

Xmaind

これまでマインドマップは紙を使ってやってきましたが、大きい紙を常に出しておくのは邪魔ですね。
そして紙だと、変更点や追記などあった時に柔軟性と拡張性が低いという欠点があります。
もっと便利に使いたいということで、ソフトという文明の利器を使ってみました。

「マインドマップ アプリ」なんかで調べると結構検索が引っかかりますが、とりあえず使ってみることが大事なので、Xmindというアプリが無料版でもかなり豊富な機能が使えるようで便利そうだったので選択しました。

中央から放射状に広がる「一般的なマインドマップ」はもちろん、上から順番にトピックが作られていく「ロジック」というものや、「組織図方式」など様々なテンプレートが用意されています。

PCだけでなく、タブレットやスマホでも使用できるので、iCloudなどのクラウド上でファイルを管理すれば、メインはPCでやりつつも、ちょっとした追記修正や確認などをタブレットやスマホでもできるという連携機能もバッチリなソフトです。

実際にこのXmindを研究に使ってみて快適になったことをアウトプットしていきます。

マインドマップを使うと研究の目的、流れ、要点が明確になる

実際に使ってみた感じ

私がよく使用するのは「右ロジック」です。
中央にテーマ名が配置されていて、その右側にトピックが上から順番に作られていきます。

中央に研究テーマを記載します。
そして右のトピックの一番上に、軽く「研究の背景・課題・目的」を書きます。
その下に、必要な実験ごとにトピックを作っていきます。
トピックは実際に論文を書く時のFigureとなる部分を意識して作っています。

(例)
Figure1 → トピック1、Figure2 → トピック2 …という感じ

各実験のトピックの中で、なぜこの方法なのか何を明らかにするのかを書いて、それに基づいて実験を進めていきます。
終わった項目は色を変えて、実験の結果などを追記していくという使い方をしています。

実際に使ってみて良いなと感じた部分は下記の3つです。

  • 目的が常に目に入る
  • 研究の流れが視覚化されるので今の立ち位置がはっきりわかる
  • 研究の要点が視覚化されて本流からずれにくくなる

目的が常に目に入る

  • 実験がうまくいかない
  • 予想しなかったよくわからないことが起きる

こうなった時に色々試行錯誤していくのが研究なのですが、これをしていく中でよく起こるのが、「何をしたかったんだっけ…?」という現象。
私の経験の中で研究をやっていて詰まる時はだいたい上記の状態でした。

目の前の課題ばかり目を向けてあっちにフラフラこっちにフラフラ
「本来の目的はなんだっけ?」
という一番大事なところを見失ってしまう状態ですね。

マインドマップを使うと、一番上に目的が常に見える状態になるので、上記の状態に陥ることがだいぶん回避できるようになってきました。
突如湧いた目の前の課題は本当に解くべき問題か、否かを目的に照らし合わせて考えることができるので迷走しにくくなるのはありがたいです。

研究の流れが視覚化されるので今の立ち位置がはっきりわかる

一つの結論を導き出すために(論文という形にするのに)、数個の検証が必要になります。
この検証の順番が一つの研究の流れのようなものだと考えているのですが、一つの検証を行うために、数日しかかからないものもあれば、数ヶ月かかるものもあります。
そんなこんなで、結論を出すためには数ヶ月以上かかることがざらにあります。

数ヶ月単位の工程を脳の中だけで複数個管理するのは本当にしんどいです。
そんな数ヶ月単位で走らないといけないマラソンを走りぬくためには、地図と自分がどの位置にいるかの印があるとペース配分とか、脱線してないかとかを確認するのに便利です。

それのためのツールがXmind(マインドマップ)だと思います。

  • 一つのテーマの中のどこを走っているのか
  • 順調にいっているところはどこか
  • つまづいているところはどこか

Xmindはこれらを可視化してくれます。
可視化することで、全体の流れを確認して、自分は今どの位置にいるか、進捗はいかほどかを確認することができるようになりました。
特に進捗管理としておすすめできる部分です。

研究の要点が視覚化されて本筋からずれにくくなる

上記でも述べましたが、研究でやりがちな良くないことが、
実験がうまくいかない時に、その原因究明をして、脱線しドツボにはまってしまうことです。
ここは議論が別れるところでもあると思うけど、どこまで突き詰めるかの見極めが大事だと考えます。

  • 深掘りすることで、根源的なところまで追求することができること
  • 深掘りしても本筋とずれたところにたどり着いてしまうこと

後者の方は大体は時間と労力と資金が無駄になることが多いので避けたいところです。
マインドマップで要点を明確にしておくことで、本筋からずれることを防いでくれます。

この時の要点とは、私は論文でFigureになるところとしています。
基本的に論文では、実験の結果をFigureで記すので、Figureが要点になるんじゃないかなと思っています。
そんな理由でトピックを作る時はFigureの項目で作っています。

実験をするときは常にこの要点(Figure)からずれるデータにならないかどうかを確認して実行しています。
こうすることで、本筋からずれた方向に突き進まないように気をつけることができます。

ただし、本筋からずれたところももちろん研究結果であり、貴重なアイデアのタネとして、他のテーマで役に立つことがあるのも事実です。
なので、マインドマップ上で脱線部分かなと思うところを記しておくことで、脱線であるだけでなく、アイデアとして残すことができて便利だなと感じます。

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まとめ

以上、「【Xmind】マインドマップで研究管理を効率化する」についてのアウトプットでした。
Xmind(マインドマップ)という便利アイテムを使うと研究の「目的」、「流れ」、「要点」が明確になって、捗るなと感じました。
その理由は下記の3つだと考えています。

  • 目的が常に目に入る
  • 研究の流れが視覚化されるので今の立ち位置がはっきりわかる
  • 研究の要点が視覚化されて本流からずれにくくなる

どれも頭の中でなんとなくやっていたことを、マインドマップで可視化することで、脳の負担が減るので考えるべきことに全力集中できて良いなと思います。
また、実験の全体像が見えるので進捗管理などにも非常に役に立っています。
マインドマップは研究だけでなく論文の執筆にも応用できているので、次の記事でアウトプットしました。

本記事で興味をいいなと思ってみた人はぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

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