本記事ではヘッドホンを運用するにあたってヘッドホンカバーの存在について実際に使ってみて考えたことについてアウトプットします。
過去記事では、快適な作業空間を得るためにノイズキャンセリングヘッドホンは強い味方であることをアウトプットしました。
私はソニーの「WH-1000XM3」というヘッドホンを使用しており、素晴らしい音楽体験をもたらしてくれます。しかし、高価なものなので大切に使いたいということで「ヘッドホンカバー 」を導入して使用していました。
数ヶ月使用してみて、ヘッドホンカバーの有無についての結論は、ヘッドホンカバーをつけると快適でなくなるデメリットが大きいので「カバーなしで運用する」になりました。
ヘッドホンカバーのメリット
ヘッドホンカバーを利用するメリットは下記の3つだと思います。
- 暑くても蒸れにくくなる
- ヘッドホンを清潔に保てる
- クッションの寿命が伸びる
暑くても蒸れにくくなる
ヘッドホンカバーとしては「mimimamo」という製品である耳にあたる部分のカバーと、頭頂部のクッションに当たるヘッドバンドカバーを使用しました。
ヘッドホンのクッション表面は革なので汗などでかなり蒸れますが、カバーを使用しているとサラサラな生地が汗を吸い、蒸れることなくとっても快適なつけ心地になります。
ヘッドホンを清潔に保てる
汗が付着するところはあまり清潔であるとは言えません。それはヘッドホンも同じで、さらには汗がついたクッション部分は皮脂などによって劣化にもつながるそうですので清潔に保つメンテナンスがちょいちょい必要になります。しかし、カバーをつけておけば、カバーを外して洗うだけで良いので清潔を保ちやすいです。
クッションの寿命が伸びる
上記でも述べましたが、ヘッドホンのクッション部分は皮脂などでボロボロになりやすくなるそうで、Sonyの公式HPでもヘッドホンを使用した後はこまめな清掃を推奨しています。
WH-1000XM3 お手入れ方法
ヘッドホンカバーはクッションへ皮脂などの付着を軽減してくれるので、クッションの寿命が伸びると言われています。高価なヘッドホンを大切に使用したい方にとっては長く使用する助けとなる有用アイテムなのではないかなと思います。
ヘッドホンカバーのデメリット
ヘッドホンカバーを利用するデメリットは下記の4つでした。
- つけ心地が悪くなる
- フィットしにくくなる
- ノイズキャンセリングの性能が少し落ちる
- 音質が少し変わる
つけ心地が悪くなる
初めてWH-1000XM3を装着したときのつけ心地は言葉で表現仕切れないくらい、ふわり、ピタッとという感じの柔らかく包まれているような非常に快適なつけ心地でした。長時間つけていても全然圧迫感や痛みを感じません。
ところが、カバーをつけ始めてから、頭頂部が痛かったり耳の皮膚が少し疲れる感じがしてきました。数ヶ月そのまま使用していましたが、我慢できずにカバーを外して見ると元のつけ心地が帰ってきました。何時間もの作業を行なっていても全然痛みを感じたり疲れたということはなくなりました。
フィットしにくくなる
つけ心地が悪くなるに加えて目立った特徴がこれで、カバーをつけるとフィット感が落ちます。
このフィットしにくくなる最大のデメリットが、「ヘッドホンが落ちやすくなる」ということです。少し下を向いただけですぐにずり落ちたりします。疲れたーと言って後ろ向きに伸びたりするだけでも、ヘッドホンが落ちそうになったりと、フィット以前にホールドできていないかのようなつけ心地です。
カバーの厚みの分、余分なものがヘッドホンと頭の間に挟むことになるので、ヘッドホン単体でフィットしやすい設計をしているのに余計なことをしているというのは考えてみれば当たり前ですね。
ノイズキャンセリングの性能が少し落ちる
ノイズキャンセリングの波長についてはカバーがついたからと言って変わるものではありません。しかし、せっかくクッションで密閉されているのに、カバーをつけることによって、フィットしにくくなり、隙間が生まれてしまうためノイズキャンセリング性能が落ちたかのように感じます。
せっかく、ノイズキャンセリングを売りにしていて、その機能を生活に取り入れたいから購入したヘッドホンなのに、大事に使いたいためにそのメリットを潰すような使い方は正直もったいないなと感じてしまいました。
音質が少し変わる
ここも上のノイズキャンセリングと同様で、音質と言っていいのか微妙なところですが、隙間ができて雑音が入ってきたり、間に布を挟むので本当に微妙ですが聞こえ方が変わったりします。(耳が圧迫されるからかもしれませんが)
せっかく高品質なヘッドホンを使用しているのに、音楽体験を損なわせてしまうのはやっぱりもったいないなと感じてしまします。
まとめ
WH-1000XM3を約1年使用してみて、大切に使いたいという想いでヘッドホンカバー を装着して使用してきてのまとめは
- ノイズキャンセリングで快適な環境を作る
- 素晴らしい音楽体験がしたい
- ワイヤレスでフットワークを軽くする
という3万円という大金を出して受けたい恩恵を潰してしまうデメリットの方が大きいと感じてしまったため、私としてはカバーをつけずに、限界まで使い潰すつもりで恩恵を受けて、カバーがボロボロになるなど不具合が出てきたらその都度修理する。
これがWH-1000XM3に詰められた技術に対して敬意を払う使い方なのかなと感じます。
メンテナンスをしっかりして、大切に扱いながら、最高の機能を引き出すというのが道具を愛するというこのなのかなと私は思います。
ちなみにSonyのWH-1000XM3のクッションがボロボロになってきたり不具合が生じてきたら
公式HPの
wh-1000xm3 メンテナンス
のページに「イヤーパッドの交換」と修理も対応しているので、劣化を気にせず使い込んで行くのが良いのかなと思います。
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