※本記事内に広告を含む場合があります。
PR

【高校生向け】大学や大学院は何をどうやって学ぶのか【研究をベースに語る】

Science Memo
スポンサーリンク

大学・大学院に進学したいと考えている人に向けて、小中高との違いは?何を学ぶの?といったことを解説します。

基本的には、分野をどんどん集中して狭く深く学んでいき、新しい知識を生み出すためのトレーニングを行う場所です。

スポンサーリンク

大学と大学院

大雑把にいうと

大学は小学校、中学校、高校よりもより狭く深く学ぶ場所
大学院さらに分野を集中してより深く学ぶ・新たな知識を生み出す場所

という解釈でよいと思います。

大学とはどういうところか

まずは、大学の定義を確認してみましょう。

高等教育の中核をなす教育機関。学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究することなどを目的とする。                    

デジタル大辞泉(小学館)より引用

すこし難しいので噛み砕いて言うと、

小中高 → これまでの知識を受け入れて学ぶ場所
大学
 → 知識を受け入れる+自分で研究することで新しい知識を生み出す

という感じでしょうか。

大学と大学院

一言で大学で学ぶといっても大きく分けて2つの段階があります。

それが大学大学院になります。
一般的に、大学に所属している間は学部生、大学院に所属している間は修士課程博士課程という身分に属することになります。
細かくみていきましょう。

学部生とは何か

まず、大学に入ると学部生という身分になります。

学部生はほとんどは4年制となります。(医学部や薬学部などは6年制ですね)
勉強する内容については高校生とあまり変わらず少し難しい内容となります。

大きく変わるの3年生の終わりごろか、4年生の時になります。
研究室配属ですね。
大学に入学して3年間の基礎を学んで、残り1年間でその応用を行う感じです

実際に研究を行って新しい知識を生み出すためのトレーニングを行います
といっても、研究については超初心者なので、ほとんどは新しい知識を生み出すための準備段階まででしょうかね。

このように4年間大学で学ぶことによって学士という学位をもらうことができます。
ちなみに、理系で研究の世界に行きたいというひとは、もちろん学士では不十分ですね。
なぜなら、研究についてはよくて超初心者から初心者になったぐらいなので。
企業に就職する際にも研究に携わるのは難しいでしょう。

修士課程とは何か

次に修士課程です。

大学の4年生の時に企業に就職するか、修士課程に進学するかとう分岐点に直面します。
この時に、もっと学問について学びたい、研究に携わりたい、まだ就職したくないと言う人は修士課程に進学することになります。

修士課程はさらに2年間、研究室を生活の拠点として学問について学びます
基本的には、朝から研究室にいく。講義の時間に教室に行く。また研究室に戻ってきて研究の続きと言う感じですね。
勉強の内容は学部生の頃より、より狭く深くという感じです。

ちなみに、修士課程を修了すると修士号という学位をもらえます。
修士になれば、ある程度研究にも慣れてきているということで、研究職につくこともできるそうです。(とはいっても少ないですけど)
就職活動は修士の2年生から始まるので、基本的に研究の実績としては学部生の頃の1年間+修士1年生の1年間と合計2年ですね。それを短いとするか、十分とするかの判断は人によりますが、少ないと見る人の方が多いのではないでしょうかね。

ちなみに、学部生から修士課程に進学するときに研究室や大学を変えることができます。
ただ、就職しようとしてる人は安易に変えると、研究テーマが大きく変わるので、結構覚悟が必要な気がします。

博士課程とは何か

最後に博士課程です

修士課程を終えてさらに3〜4年間研究を行います
順調に卒業した時は27、28歳ですね。アラサーです。
卒業した時の年齢がこんなことになってしまうので、博士課程に行く人は多くありませんね。

では、どういう人が行くかというと、研究職に就きたい、大学の先生になりたいという人が大多数ですね。
ここまでくると研究も計6年行うことになるので中級者の仲間入りですね。

修士課程とは違って、実際にどれだけ新しい知識を生み出せたか(論文を書くことができたか)ということが評価として問われるようになります。
博士論文を書いて大学に認められれば、晴れて博士という学位をもらえます。
博士まででれば、ほぼ研究に携わることができるでしょう。

ちなみに世界的に見ると、博士課程を持っていないと研究には携われないことが多いそうです。日本では逆に、その歳まで働かずに何してたんだとか、狭くて深い知識なんて必要ない、という理由から煙たがられることもしばしばありますね。

社会的な評価が結構低いということもあって、博士課程に進学するのが少ないというのが現状ですね。
でも評価してくれるところもちゃんとあるので、周りの評価は気にしなくていいと思います。
行きたい人は行きましょう。

進学はどこまですると良いのか

以上が大学で学生として過ごす流れとなります。

だいたい勉強が嫌いな人は学部まででしょうか。
勉強が好きな人は修士までというイメージが強いですね。
博士まで行く人は割と変な人が多いそうです。
冗談ですが。

自分が、社会に出る時に、どの程度まで実力をつけておきたいかというところが一つの基準とな入ります。
大学に入学する前から、決めてる人なんてほとんどいないと思うので、こんな感じなんだなと気に留めておく程度で良いかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました