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論理的思考を鍛えるために研究生活で気をつけるたった1つのこと

研究の姿勢
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研究を行う上で、論理的思考とういのは欠かせない大事な能力ですね。
これを身につけるために、どのようなトレーニングを行えば良いでしょうか。
私自身特に意識をしていたわけではありませんが、周りの人から評価してもらえたことがきっかけで、実際にどの様な行動が論理的な思考を身につけることに繋がる方法なのかということを考えましたのでアウトプットします。

それは「その操作を行う理由を説明できること」これに尽きると思います。

それでは具体的に見ていきましょう。

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論理的思考能力を鍛える「操作を説明する」とは?

実験を行う時にどのように作業してるでしょうか。
あらかじめ用意されたプロトコルを用いたり、参考書や論文を参考にしたりしてる人がほとんどだと思います。

実験条件について、なぜその条件なのか、なぜその時間処理するのかということを説明できない人はまさかいませんよね?
実験の根幹に関わる部分なので、ここができていない人はまずここから始めると良いのではないでしょうか。

ここでいう操作とは、プロトコルに記載されていないような部分のことになります。
例えば、細胞を使った実験を行うときに特に気をつけなければいけないことは、培養している細胞に細菌などを混入させないことです。このためには、機器の取り扱い方や外したフタの置き方、作業中の手の導線などが重要ではないかと言われています。
この部分で頭を使う人は結構少ないのではないでしょうか。なぜなら、この様なちょっとした操作は特に研究室ごとの作法として決まっており、先生や先輩から伝えられることがほとんどです。もしくはなにも意識してなくて知らないまま行なっているか…

過去の記事でも書いた様に、先輩などから聞いた情報を鵜呑みにするのは結構危険ということもあります。

ここで、教わった操作について、一度自分でなぜその様な操作をするのかということを考えてみましょう。その操作に関する参考書を読むのも良いでしょう。
とにかく考えて、調べて、なぜその操作を行なっているのかということを自分で理解して説明できるようにしましょう。

操作を説明するが論理的思考に繋がる3つの理由

操作を説明することが論理的思考に繋がる理由は下記の3つだと考えます。

  • 細かいところまで考える癖をつける
  • 原理原則を意識すること
  • 考えた事を人に話してみる

細かいところまで考える癖をつける

論理的な思考とは、与えられた条件の中で矛盾しない答えを見つけることだと考えています。つまり、考えるに当たって、与えられた条件をしっかりと見定める必要があります。
この時に、どこまでを考えるのに必要な情報なのかという事を決めるのも大事な事ですね。
些細な事も重要だっだりします。

問題解決に当たってこの条件は使う、この条件は使わないという決定を「なんとなく」とか「気持ちよくない」などの感情ではなく、「◯◯だから」という考に基づいた理由づけを行う事が論理的な思考に近づく大切な考え方だと思います。
それを行うためには、些細な細かい事にまで、思考を行う事が出来るかどうかが一歩ではないでしょうか。

原理原則を意識すること

例えば、実験の試薬を保存する時に室温、冷蔵、冷凍など保存する条件が決まっているものがほとんどです。
何故そのように決まっているかちゃんと説明できますか?

ただ適当に決められているわけではありません。
原理原則に基づいてしっかりと決まっています。
このように、普段何気なく使用しているものの取り扱い方もちゃんと考えて決められています。
そうしないと、本来持つべき効果が失われてしまったり、悪い作用をしてしまったりします。

原理原則を意識するとは、自分の研究に関してはもちろんのこと、世の中で決められている事について、「なぜそれが決まったのか?」「それを決めた原理原則は何か?」ということを考えることも参考になると思います。
そして、いきなり自分で答えを見つけるのは難しいです。
なので、身近な試薬や器具の使用方法、保存方法などを参考例として学び、それを基に考えていく事が近道です。
そのためにも、過去記事で紹介した様に取扱説明書をしっかり読むということも重要になってきます。

考えた事を人に話してみる

ただ考えただけではそれはただの自己満足になってしまいます。
アウトプットして、意見をもらう事で自分の考え方に穴はないか、矛盾はないかという事を別の人の異なる視点から判断してもらわなければいけません。

この時に、

  • 使用した条件
  • 理由
  • 結論

というようにその考えに至った条件と理由を明確にすることが大切です。
相手が全く違う条件で考えたら意見が変わるのが当たり前です。
なので、自分の選定した条件は適切か、理由と結論に矛盾はないかという事を判断してもらうために上記の3項目は必須だと考えます。

そんな気合い入れずに、立ち話程度でよ良いかと思います。
質より量が大切なので、相手にあまり負担かけずに気楽に話す感じで取り組むのが良いのではないでしょうか。

注意点

研究室内での日常生活で行う分には問題ありませんが、研究室外での日常生活(プライベート)で行うと相当嫌がられます。
近くに一挙一動に理由をつけて動いている人がいたり、その人に自分の行動を指摘されたら相当うざいと思います。
私もまだ今より若い頃、見境がなくて結構うざがられた苦い経験があります。
うざがられるぶんにはまだ良いでしょう。人間関係が悪化したら最悪ですね。

なので、あくまで研究室内での日常生活に留めておきましょう。

まとめ

論理的思考を鍛える研究生活で気をつけることに関するアウトプットでした。
意識することはたった1つで、「その操作を行う理由を説明できること」だと考えています。

私はこれを心がけてたおかげで上の人達からは、「ちゃんと理解しているや、丁寧だ」といった評価をもらうことができています。
もらって損な評価ではないので、ぜひ取りに行きましょう。

論理的な思考をするしないに関わらず、研究生活で重要なことだと思うので、意識できてないなという人は心がてみてはいかがでしょうか?

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