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MacBook Proを使用して1年目のレビュー【生物系研究者の場合】

Mac
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本記事ではこれまでずっとLet’s Noteを使用してきた生物系研究者が心機一転MacBook Proに乗り換えて1年間使用してきて得られた恩恵についてアウトプットします。

Let’s NoteとMacBook Proの比較についてはこちらの過去記事でアウトプットしています。

本記事では、私がMacBook Proを1年使用して感じた

  • メリット、デメリット
  • バイオ系研究者が仕事とプライベートで使った感想

を紹介します。

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MacBook Proのメリット

  • USB-Cは便利
  • モバイル充電器が使用できる
  • iPad、iPhoneの連携がすごい
  • 更新が強制ではない
  • 薄い
  • A0サイズのパワーポイントがサクサク動く(なんで!?)
  • 番低いスペックでもちゃんと動く

USB-Cは便利

はじめはUSB-Cとかいうよくわからない端子で統一してしまって…と悲しみにくれていましたが、上手く環境構築すると線一本でディスプレイにも電源にも繋がるので外ではノートパソコン1台で、自宅や職場では線を1本繋いで外部ディスプレイで快適に作業なんてことができます。Windowsマシンでは各ケーブルを繋いでケーブルまみれになっていた事を考えると凄いことです!

モバイル充電器が使用できる

これもUSB-Cの恩恵かもしれませんが、USB-Cから給電できるため、モバイル充電器でPCが充電できるようになります。Let’s Noteだと予備のバッテリーパックなどを使用することになるため、汎用性が低かったのが課題でした。

iPad、iPhoneの連携がすごい

これぞApple製品を使用する醍醐味だと思いますが、各種製品との連携の良さがすごいですね。iCloudを介したデータのやり取りはもちろん、iPhoneやiPadで撮影した写真をそのままMacに取り込むことが可能など出来ないことがないのではと思うぐらい連携機能が充実しています。今ではiPadをMacのサブディスプレイ化もデフォルトでできるようになりましたし。

更新が強制ではない

Windowsでは毎度悪評が高いアップデートですが、Macではそこまで目立った悪評は見かけません。Windowsの何が問題なのかというと、強制アップデートということに尽きるでしょう。普段使用ではまぁそこまでですが、研究で時間のかかる自動解析なんかをやっているときに不意にアップデート開始して再起動なんてしようもんなら業腹間違いないですね。なのでそういった面では強制アップデートのないMacの方が良いですね。

薄い

なんと言ってもMacBook Proの魅力の一つの薄さ(14.9 mm)についてはこんなに薄くてよくもこれほどのパワーを発揮するなと感動します。薄さのおかげでカバンに入れていても存在感は小さく、使うときはパワフルさでWindowsではカクついてしまうような負荷の作業もへっちゃらです。もちろんマシンスペックにもよるのですが…何故か同じぐらいの構成で比較してみるとMacBook Proの方が軽快に動いてくれる気がします。

A0サイズのパワーポイントがサクサク動く(なんで!?)

学会でのポスター発表で必要なA0サイズでのパワーポイントの作成の時に、Windowsマシンでは結構読み込みが遅くカクつきながらの作業をしていました。これが結構不思議なところで、MacBook Proだと特にカクつくことがなくサクサク作業ができます。かなり快適になり思わぬところで大きな恩恵でした。

一番低いスペックでもちゃんと動く

Windowsマシンは中途半端なの買うと、動きが遅かったり、不具合が多かったりどうしようもないことがあります。よくわからなくてとにかく安さを重視して買ったものの、動きは遅いし、固まるし、みたいなPCを持つとそれだけでPCを使うことに抵抗が生まれる人も多いように感じます。一方Macでは最安の低スペックのモノでもしっかりと動作します。
よくわからなくて、自分で調べて解決する気がないのであれば、Macの一番安いのを買った方が良いのではないかなと思う今日この頃です。

MacBook Proのデメリット

  • 重い
  • 更新早い
  • お金かかる
  • OfficeでのPDF変換が変

重い

前回記事でも比較しましたが、Let’s note(CF-SZ5)約0.95kgに対してMacBook Pro(13 inch, 2018)約1.37 kgとMacBook Proの方が400g重いです。リュックで持ち運ぶ分にはそこまで気になりませんが、トートバックで持ち運ぶ時には少しずっしり感があります。

更新早い

思ったよりもOSのメジャーアップデート(Mojave→Catalina)がかなり短い期間で行われました。Mojaveが2018年9月にリリースされ、Catalinaが2019年10月にリリースとわずか1年ですね。新しい機能が使えるのは良いのですが、ソフトの対応が追いつかないものもあったりして、まだCatalinaへのアップデートに踏み切れていないのが残念です。

お金かかる

MacBook Pro自体、製品としてはかなり品質の高いものなので価格が高いのですが、周辺機器を購入する手間があるのでWindowsに比べると+αのコストがかさみます。USB-AとかHDMI端子とか。いっそのこと全てUSB-Cに統一される時代が来てくれれば良いのにと思います。

OfficeでのPDF変換が変

PowerPointやWordで作成したファイルをPDFで保存するとなぜかものすごく重くなります。Windowsだと数MB程度のものが数十MBぐらいになります。どうもPDFに変換するときの裏での法則が違うため、簡単に解決しなさそうな気がします。私はParallels DesktopでWindowsも起動できるようにしているので、PDFの保存はそちらで行うというゴリ押しで解決しています。

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MacBook Proでやっていること

  • 研究(データ解析、資料作成、発表)
  • ブログ
  • プログラミング(Python)
    →実験の解析

それぞれの使用面について詳しくアウトプットしていきます。

研究面

iPad、iPhoneとの連携が神

これがものすごく大きくて、論文や発表資料をiCloudで管理することによって、どのデバイスからもいつでもアクセスすることが可能になります。腰を据えてPCで作業をし、移動の合間にiPadで論文を読んだり、資料を作成したり、満員電車でもiPhoneで論文が読める。これほどまでにどこでも研究する体制を作ることが出来てしまいました。
またiCloudはWindowsからもアクセスすることができるので、Apple製品だけでなく、やむなく使用している研究室でのWindowsマシンでも問題なく共有しているファイルにアクセスして作業できることがとてもよいですね。

画面が綺麗だから画像が見やすい

バイオ系の研究で大事な大事な顕微鏡などで撮影した画像ですが、像解析するときや写真の編集をするときは画面の綺麗さは非常に重要だと感じます。
特に蛍光顕微鏡なんかで撮影した画像なんかは実際に画面で見るときと印刷したときとで印象が全然違ったり、ディスプレイによって見にくい見やすいがあったりします。
以前にLet’s Noteを使用していたときはディスプレイは悪くはないけれどよくはないという感じでした。それに対して、MacBook Proはとにかく画面がきれいで、画像解析や写真編集がとっても快適になりました。これは画面越しに伝えることが至難の業なので、ぜひ大型家電量販店に行って自分の目で見比べてみてはいかがでしょうか!

トラックパッドがすごい

研究者にとっては学会という出張にいくことが多いかと思います。私は昨年は6回ぐらい行きました。
この時に必ず生じるのが電車での長距離移動や会場やホテルなどでの隙間時間の作業になります。特にMacBook Proに変えて変わったと感じる部分になりますが、とにかくマウスがなくても作業が快適にできることが本当にすごいことだと感じました。よくもこれまでWindowsマシンのトラックパッドを使っていたなというぐらいMacのトラックパッドが使いやすいです。(Windowsマシンのトラックパッドが悪いのではなくMacのそれがすごすぎる)
これまでは必ずマウスを持ち歩いていましたが、Macにしてからはマウスを持ち歩くことがなくなりました。電車の狭いテーブルの上でも、学会会場で膝の上でも、ホテルでの机の上でも、サブのデバイスなしでPC1台で快適に作業ができることにはひたすら感動ものでした。

Officeの互換性については大きな問題なし

研究者として欠かせないのがWord、Excel、PowerPointのOfficeソフトだと思います。数年前までは、Windowsで作成したファイルをMacで開こうとするとフォントやレイアウトのズレがひどく、見ていて使用するに値しないと思うことがしばしばでした。
ところが最近はそれが見事に解消されているらしく、私が使用している範囲内では特に目立った互換性による使いにくさというのは感じません。
ただ、一つ気をつけないといけないことが「動画のファイル形式」だと感じます。Windowsの動画ファイル形式である「wmv」でPowerPointに動画で埋め込むとMacでは再生できませんし、Macでよく使用される「mov」なんかはWindowsマシンでは再生できないことがあります。なので動画のファイル形式については意識して管理しておく必要があります。

ブログ面

ブログ面については正直なところWindowsマシンとMacで違いは特にないのかなと感じます。とにかく文章を打ち込んでいくことがほとんどなのでどんなパソコンでも問題なくできる程度のことなので、スペックやOSの違いなんかは特に感じることが少ないところではあります。
ただ、無理やり違いをあげるとすれば、モチベーションにはかなり差が出るのかなと思います。やはり愛用のマシンで作業をするのは楽しいですね。特にただ単に文字を打ち込んでいくという地味な作業なので、お気に入りのマシンに触っていることが楽しいという感情があれば、自然と作業に没頭できると思います。私はそれがたまたまMacBook ProだっただけでWindowsマシンでお気に入りのものがあったらそれでも全然問題ないと思います。

プログラミング(Python)面

ここについてもブログと同様にMacでないとできないことをやっているわけではないので、なんとも言えないところではあります。
なんなら、PythonにはAnacondaというものすごく便利なパッケージがあり、それはWindowsの方が使いやすいといように聞いているので、むしろMacよりはWindowsのほうがいいまであるのでは…!?と思う今日この頃です。
ただ、Web上でよく議論されているプログラミング学習するならばMac vs Windowsどっち?というのを見てみると、Macを使うメリットとしては

  • iPhoneのアプリはMacの方が作りやすい
  • MacであればWindowsも1台で使用できる
  • Pythonを使用しやすいツールが揃っている
  • Macを使用しているエンジニアが多く、Web上に多くのアウトプットがある

ということが挙げられています。(残念ながらPython玄人ではないので真偽のほどはなんとも言えませんが…いつか言えるようになりたい!)
実際にプログラミングを仕事にするにせよ学習するにせよ、気に入った道具で行うことが効率を最大化するために大切なことだと思います。なのでブログ面と同様に自分がMacを気に入っていると思うのであれば、ぜひMacを使ってプログラミング学習をすると良いと思います。

MacBook ProとWindowsマシンを比較してみて

実際にWindowsを使っていた人がMacに乗り換えて、比較してみて思ったことは、「技術の進歩がすごすぎて両者変わらなくなってきている」ということでした。
確かに、OSの使いやすさなんかは人によってはかなり変わる部分があるかと思います。ただ、パソコンとしてできることに違いがあるかということについては、Macだからできること、Windowsだからできることというのはそこまで大きく変わらないと感じます。

ゲームで例えると、昔はとあるゲームをしたいと思っても、ソニーのハードでしかできない、任天堂のハードでしかできないということが当たり前でしたが、最近はマルチプラットフォームというのが増えてきて、どのハードでも遊ぶことができるものが増えてきました。
まさにパソコンでもそんな感じなのかなと個人的には感じています。

多少の性能差はあれ、できることはほぼ同じなので、完全に好みでハードを選ぶことになるのかなと感じます。
それでもちょっとだけど本当に必要なソフトがどちらかでしか動かないということもあるので、そういう時はそこに従うしかありません。
逆にそういうことがない限りは、縛られる理由が少なくなったことにもなるので、自分が気に入ったものを選ぶことができるというのは革新的なことなのではないかなと思います。
なので、再三述べてきましたが、自分が気に入ったマシンを使うことが最大の効率化だと思うので、WindowとMacどっちがいいのと悩んでいる方は、自分の素直な好きな気持ちにしたがって選んでみてはいかがでしょうか!

なみに私は上記で語り尽くしてきたメリットが、Windowsマシンでは得られない恩恵が多く受けられていると強く感じるため、今後もノートパソコンはMacを選択していくと思います。

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