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「チーズはどこへ消えた?」から変化する世の中で生きる心構えを学ぶ

読書メモ
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本記事は「科学のメモ帳【Weekly report】」という、企業で研究者として働いている自分が学んだことや感じたこと、出会ったものを週間日記として記録していく企画です。

今回の報告内容は

  • 今週の記録(8/29〜と9/5〜)
  • 「チーズはどこへ消えた?」から変化の中で生きる心構えを学ぶ

ということで、
【2022年8月29日〜】科学のメモ帳【Weekly report 9】
アウトプットしていきます。

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今週の記録

ここ2週間ほど、プライベートの方でかなり忙しく、勉強やその他のことがほぼ手につかない状況でした。

人生でかなり大きめの分岐点を通過したので、これからの生活がかなり変化します。
ある程度落ち着いたところで、報告できたらいいなと思います。

変化後は確実に今よりも忙しくなるので、言い訳をしてますます勉強ややりたいことができなくなるような気がするので、このアウトプットを使って自分がやるべきこと、やりたいことをこなしていけるように励みたいと思います。

「チーズはどこへ消えた?」から変化の中で生きる心構えを学ぶ

「チーズはどこへ消えた?、スペンサー・ジョンソン 著、門田 美玲 訳、扶桑社」を読みました。

人生の中で切っても切れない「変化」についての向き合い方が解説された本です。
約100ページほどの薄い本ですが、

  • 変化することが怖い
  • 今の状態がある程度良ければそれでいい

といった、現状維持バイアスを克服し、変化を受け入れて行動を変えるきっかけを伝えてくれる素敵な本でした。

この本から、自分は下記の2つのことが心に刺さりました。

  • 否応なく変化する世の中で、変化に適応しないことによる不利益がある
  • あるかどうかもわからない変化の先の恐怖だけを感じない

「否応なく変化する世の中で、変化に適応しないことによる不利益がある」では、仕事に関することで共感しました。

どうしても歴史のある会社だと、これまでのやり方が非常に重要視される傾向があるように感じます。
これまでその方法で長く続いてきたわけですから、確かにその方法は悪いものではないでしょう。
ただし、世の中が変わり、求められるもの(市場)が変わるなかで、これまでの方法が必ず良いとは限りません。

実際に、今のお仕事でも会社がこれまでやってきた方法では適応することができず、全て後手に回ってしまって利益に繋がるはずだったものが失敗に終わる経験をしています。

確かに新しい方法を取ることで、必ずしも上手くいくものではないし、それで失敗したら新しい方法をとったことが原因であることが明確なため、手を出しづらいでしょう。

これに対して、従来の方法をとって失敗した場合、「運が悪かった」「担当した人のやり方が十分ではなかった」など言い訳ができるため、方法に対しての失敗は不明瞭になります。

でも実は原因を掘り下げてみると、これまでのやり方が今はもう通用しなくなっているだけなんてこともあって、これは「変化しなかった事による不利益」とも言えます。

不思議なことに、会社では新しいことをして失敗した事による不利益に対しては敏感なのに、変化しなかった事によって生じた不利益にはかなり寛容なことがあります。
見えにくいから目をそむけやすいだけなんでしょうけど、それを続けるとゆるゆると滅びゆくだけなので、せめて自分は変化しない不利益にも敏感でいたいと思います。

「あるかどうかもわからない変化の先の恐怖だけを感じない」は、自分自身が心配性であることから共感したところです。

変化には「良い変化」も「悪い変化」もどちらの可能性もあるはずです。

例えば、転職することを考えたとき、今の仕事で不満はあるけれど、それなりに満足している部分もある。
転職して満足する部分すらも失ってしまって辛いことだけになったらどうしよう。というような悩みは心配性な人なら誰しも抱くと思います。

自分の場合、研究者としてアカデミアで働きたいと思っていましたが、現在は企業で研究職をしています。
企業に就職する際、「確かにアカデミアは過酷な環境だけれどそれなりに満足して研究ができる。企業に就職したらその満足な研究ができなくなるのか」と不安と絶望を感じていました。

しかし、実際に企業に就職してみると、たしかにアカデミアよりは自由に研究はできないものの、それなりに研究に従事することができているため、就職の決断をしたときに感じていた心配は杞憂でした。

実際に変化に身を投じてみるまで、変化の良し悪しはわかりません。
どうしても変化に対しての恐怖は感じてしまいますが、それはフェアではないように思います。
恐怖だけでなく、良いことの可能性も同時に考えて、変化に対して中立に向き合うことが、現状維持バイアスに対する克服の1つなのかなと感じました。

勉強記録の方でも、自身の人生の1つの分岐点を通過したと書きましたが、自分自身にとってかなり大きな変化で不安なことがたくさんあります。
でも、この本を読んでいたからか、それとも変化の方が自分にとって良いものだったのかはわかりませんが、以前の自分では考えられないくらい前向きな気持で向き合えているので、変化を受け入れる選択肢を選んで良かったと思っています。

これからもたくさんの変化があるけれど、楽しいことも不安なことも全てひっくるめて受け入れていきたいと思います。

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まとめ

以上、【2022年8月29日〜】科学のメモ帳【Weekly report 9】でした。

ちょうど自分の大きな分岐点を迎えるタイミングで「チーズはどこへ消えた?」を読むことができて、運命を感じた週でした。
人生の変化といえば、以前読んだライフシフト2でも取り上げられているテーマで、生きる上では絶対に切り離すことができないものでした。
どうやって変化に向き合うかという心構えを持てるかどうかが人生の幸福度を上げる一つの方法のような気がしますね。

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