本記事では「ITパスポートで必要最低限のITリテラシーを身につける」ことについて、実際にITパスポートを取得して良かったと感じることをアウトプットします。
ITパスポートという資格は耳にしたことがある人は多いと思いますが、取得することのメリットは何?と感じる人もいるでしょう。
実際に取得してみて感じたメリットは、
「社会で生きる上で必要最低限のITリテラシーを身につけることができる」ことです。
試験内容としてはITの基礎的な知識に加え、会社の会計、法務、経営戦略など社会人として常識と言っても過言ではないものになっています。
特に個人情報が入ったUSB紛失による情報漏えいや、マルウェアによる被害が話題の情報化社会の中、日本はITリテラシーが低いとも言われています。
そんな社会で生きる中で、ITパスポートの勉強を通して自分の身や周りを守るための大事なITリテラシーを身につけることができると思いました。
ITパスポートとは
ITパスポートの対象者像としては下記のような人を想定しているとのことです。
職業人が共通に備えておくべき情報技術に関する基礎的な知識をもち、情報技術に携わる業務に就くか、担当業務に対して情報技術を活用していこうとする者
情報処理機構
もう少しわかりやすい表現としては下記の通りです。
iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
ITパスポート試験
という感じで、ITの基礎を理解している人材ですよと証明してくれる国家資格です。
難易度的にも普段からパソコンとインターネットを使用している人にとってはかなり低いものとなっています。
(”使用している”のレベルは、BTO(Build to Order:受注生産)でパソコンを注文したことがあったり、自分でインターネットの環境を設定したことがある人ぐらい。)
また、企業でも取得を推奨する所や、取得することによって合格一時金などがもらえたりする所もあるそうで、それなりの認知をされているような資格だそうです。
ITパスポートを受けてよかったことやメリット
実際にITパスポートを受けてみてよかったなと思うことは、
ITパスポートを所持していることよりも、ITパスポートの勉強を通して学んだ企業の基礎とITリテラシーの基礎の方にあると感じました。
ITパスポート自体はやはり難易度の低い資格であり、誰でも簡単に取れてしまうため、所持していることの優位性というものはほとんど無いように感じます。
じゃあ取らなくてもいいじゃないかと思う人もいると思います。
正直、私自身もそう思っていました。
実際に会社で半ば強制的に取得をさせられることになって、勉強してみた所、内容の半分以上が、就職したときにeラーニングで受講した企業の基礎知識でした。
例えば、マネジメント、会計、法務、経営戦略など本当に企業の基礎的な知識です。
それに加えて、コンピュータやインターネットの仕組みといったITの基礎知識になります。
確かに企業で働いている人やIT系の人からしたらこれぐらい知っていて当たり前というような、常識中の常識な内容ばかりでした。
こうした社会での常識を身につけるために、ITパスポートを通して体系的に学ぶことができたのが非常に良かったと感じました。
特に情報の流出やマルウェアの被害など、情報関連の問題は会社的に致命傷になりかねないので、会社に損害をださないためにも、自分を守るためにも、IT関連が苦手だと思う人は特にITパスポートでITリテラシーを学ぶと良いと感じました。
これからますますITが発達していくであろう世の中で、必要最低限のITリテラシーを身につけるためにも、ぜひこれから社会人になる学生や、社会人になりたての人は受けてみると良いかもしれません。
ITパスポートの試験概要
ITパスポートの試験は会場によりますが、月に2〜4回ぐらい開催されています。
試験形態はCTB(Computer Based Testing)方式という、会場に用意されたパソコンで回答を入力して試験を受ける形になっています。
問題に対して用意された回答を選択するだけの簡単な操作なので、気楽に受けることができます。
ITパスポートの概要
- 試験時間:120分(回答が終わり次第退出も可能)
- 出題数:100問
- 出題分野:
ストラテジ系(経営全般):35問程度
マネジメント系(IT管理):20問程度
テクノロジ系(IT技術):45問程度 - 合格基準:合計600/1000点以上
ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系それぞれ300/1000点以上(それぞれの分野の満点ごと) - 受験費用:7500円
ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3分野から構成されており、それぞれの分野で3割以上正答した上で合計600点以上取得する必要があります。
苦手な分野を捨てずに全体をまんべんなく勉強しましょう。
試験終了後その場ですぐに点数がわかりますが、合格発表は受験の翌月中旬、合格証明書の送付は受験から2ヶ月後なので、就活で利用したり、会社で必要になる人は注意が必要です。
ITパスポートの合格のための教材
私がITパスポートの勉強に使用した教材は下記のものになります。
教科書を一読した後、
「ITパスポート 過去問道場」
というところでひたすら過去問を解き、間違えたところを再度教科書を読み直すということをしていました。
これだけでも一応合格はできましたが、実際に試験を受けてみると、過去問道場とは若干形式が異なる問題がそれなりにあったので、公式が提供している過去問にもしっかりと目を通しておくことをおすすめします。
試験が始まって、想定していない問題が出てきてかなり焦りました。
情報系の人であれば、数日前に教科書を読むだけでも合格点に届くそうです。
私は情報系の出身ではなかったので、1日3〜4時間の勉強を2週間ぐらい行い合格できました。
パソコンなどに馴染みがあまりない人はもう少し余裕を持ったスケジュールにすると良いかもしれません。
まとめ
以上、「ITパスポートで必要最低限のITリテラシーを身につける」ことについて、実際にITパスポートを取得して良かったと感じることのアウトプットでした。
実際に取得してみて感じたメリットは、
「社会で生きる上で必要最低限のITリテラシーを身につけることができる」ことです。
これからますますITが発達していくであろう世の中で、必要最低限のITリテラシーを身につけるためにも、ぜひこれから社会人になる学生や、社会人になりたての人は受けてみると良いかもしれません。
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