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ワンルームの間取りで超集中作業環境を作る【書斎への憧れ】

Science Memo
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研究者といえど、一年中朝から夜まで研究室や職場にこもってひたすら実験!というのは幻想で、デスクワークもかなり多いのが現実ですね。
データ整理はもちろん、論文を読んだり、発表資料を作ったりと、むしろ実験で手を動かすよりもデスクワークの方が時間としては多いのではないでしょうか。
他にも、自分の価値を高めるための勉強など、机に向かってするようなことが多いと思います。

私も、然りです。研究外の活動としても、本ブログや、プログラミングなどの机に向かって行う作業が多いです。
ただ、研究室では人がいて集中できない、カフェはお金がかかる、けど作業するような環境が欲しいということで、書斎のようなスペースを自宅に作ることを探求しました。

本記事ではそのデスクワークを超快適にする書斎のような作業環境を一人暮らしのワンルームの間取りでも構築することについてアウトプットします。
ポイントは

  • 職場外で作業環境を作る大切さ
  • デスクのスペースと形状(I字 vs L字)
  • 無意識に堕落しないレイアウト

の3点になります。

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職場外で作業環境を作る大切さ

研究者として実験データを外に持ち出すのは怖いかつタブーが多いので、なるべくデータ整理などは研究室でやるようにしていますが、データを使わない作業はどこでも行うことができますね。(とは言っても、学会などで外出した際にホテル等でデータを使用した作業してることはやむなしやっていますが…)
逆にブログやプログラミングといった趣味のことは研究室や職場の外でやった方が良いですね。

また、研究室で作業するとどうしても人がいて、用事とかで話しかけられると集中できないので、一人で集中できる環境も必要だと感じました。

そこで大事になってくるのが職場外での作業環境になります。
家でできる人、カフェでないとできない人、様々なタイプがいると思います。
確かにカフェは居心地がいいのと、同じく作業している人が多いので、集中しやすいと言う人も多いかと思います。
とは言っても、

  • やはりお金がかかる
  • 移動が面倒

ということが多いです。

なので、できるならば自宅で好きな飲み物と環境音で作業ができることが一番良さそうです。
そして何かを行うために大切なのが環境だとよく言われていますし、私もそう実感します。
過去記事でも環境の大切さについて触れました。

その快適作業空間を自宅で構築するために私が試行錯誤したこと、「ワンルームでの書斎的環境構築」について次の項目からアウトプットしていきます。

結論は以下の図で示すこんな感じでした。

部屋全体のレイアウト
作業環境の詳細

8畳ながらも十分に作業スペースが確保できました。

パソコンデスクのスペースと形状(I字 vs L字)

作業スペースの大事な部分、それがデスクだと思います。
そしてデスクの作業スペースは「パソコンのメモリは机の広さ」という例によく使われるほど作業効率に直結する部分でないかと考えます。
ただ、パソコンのメモリのように大きければ良いと言うわけではありません。
自分の性格や、作業内容に合わせて作っていく必要があると思います。

それでは私の性格と作業内容に合わせて試行錯誤した結果をアウトプットします。

デスクのスペース

デスクの広さ

私はパソコンを用いて作業することがほとんどなので、モニターを2台使用しています。(俗に言うデュアルディスプレイ)
なので、デスクのスペースとしては

  • モニターを2台置いて
  • キーボードを置いて
  • ノートが広げられる

の3つの要素が大事でした。

色々な机のサイズを試した結果、幅120〜180 cm(180cmがベスト)奥行きが60〜80 cm(50 cmは小さすぎ、理想は80 cmですが、モニターアームを使用すれば60 cmでも十分)ということにたどり着きました。
これが上記の私が求める3つの要素を満たすデスクのスペースでした。

これより小さいと結構窮屈なのと、大きいとついついものを置いてしまい、気が散る原因になってしまいました。

気が散るということ

  • 散らかっている人の方がアイデアが生まれて良い
  • ものを置かない方が集中できて良い

など様々な意見があると思います。

私は後者の方で、普段はなるべくシンプルにしたい派、アイデアが欲しい時は意図的に雑多な環境に身を置くことにしています。
おそらく、カフェが集中できる人はその環境でそれしかすることがないという制限の中で集中できる人が多いかと思います。
私自身、カフェだと自分が持っているものしか作業できないので、ふと思いついた時に持ってきてないからできないという不自由さをよく感じます。だからこそ、それに集中せざるを得ないから集中しているということでしょうか。

デスクの形状(I字 vs L字)

デスクでも通常のI字型と折れ曲がったL字型になっているものがありますね。(もっと言うとコの字型とかもありますが)
I字型を使用している人が圧倒的に多いと思いますが、L字型はどうなのだろうという好奇心を捨てきれず、試してみました。

L字型にしたレイアウトは下図です。

結果から言うと、私には合いませんでした。
というのも、「スペースがあるとついつい机の上にものを置いてしまう」という私の性質に合わないと言うことです。
L字の線で囲んだ部分が完全に余白のスペース(憎きスペース)になってしまい、ものが置かれていき、雑多になり、気が散る原因になるということです。

確かにスペースが広くていいのですが、上記で述べたように気が散る原因になるとデメリット以外のなんでもないですね。
意識的に置かないようにすればいいのですが、そこに脳のリソースを使いたくないですね。
なんなら、無意識的に作業に集中するための環境なので、そこに意識を使うと本末転倒です。
なので、残念ながらL字は私の性格に向かないためI字の下記のようにしました。

逆に机にものを置く習性がない人はL字型は本当に快適な作業環境になると思います。
「I字で狭いなと感じる」かつ「ものを置かない人」はL字が最適だと感じます。

I字にすることで憎い物置スペースがちょうど良いスペースになりました。

このぐらいのスペースをあえて設置することで、バッファーのような役割をし、ちょっとした郵便物などを一旦保留にしておくスペースにしています。
これがないと、作業スペースに置いてしまうので、あえて置くスペースを作ることで作業スペースだけは死守しています。

無意識に堕落しないレイアウト

家で集中できない人はおそらく、前述した「それしかできない不自由さ」がないからではないかと思います。
やりたいことがすぐ手の届く範囲にあるや、ふとした拍子に寝っ転がれるソファーやベッドがあるなど…
そういう人は、デスクのスペースだけでなく、作業環境をくつろぐ環境やつい手を伸ばしてしまうものから分断するレイアウトにすると良いのではないかと考えます。

私はソファとベットから完全に距離をとりました。

レイアウトの例

こうすることで
気を抜いた時に寝っ転がれるベッドやソファーにたどり着くまで、

  1. 椅子から立つ
  2. 歩く
  3. スリッパを脱ぐ
  4. 歩く

という4ステップを入れなければいけないため、気を抜いてもたどり着きにくくなります。

快適作業空間の効果の程は?

このレイアウトに変えて作業した結果下記の効果がありました。

  • 気が散らなくなった(余計なものを置かなくなった)
  • ふとした拍子に寝っ転がらなくなった
  • つまり作業に集中できている!

環境を整えたおかげで集中できるようになりましたね。やはり環境は大切です。
机の上にものを置くスーペースを削減して、必要なものは置けるけど不要なものは置けない(置けたとしても少量しか置けない)、という絶妙な状態を作り出したのは大きいですね。
また、気を抜いた時に寝っ転がれるベッドやソファーにたどり着くまで、4ステップを入れなければいけないため、気を抜いてもたどり着かなくなったのは効果絶大でした。

よく、スマホとかでもついつい無意識に開いてしまうゲームやSNSは後ろのページのファイルの中にしまって、たどり着くまでにステップを踏ませるようにすると開く回数が減るなんてことが言われていたりします。

よくあるベッドの横にデスクやデスクのすぐ後ろにベッドなどのレイアウトはアクセスがしやすくなってしまうので、今回のような回り込むような配置にした方がアクセスしにくくなって良いかもしれません。

デスクのサイズ・形状、レイアウトをうまく利用することで、自然と集中できる環境を自宅に作るということは、成したいことを成す上で効率を上げてくれる大切なことだと感じました。

余談ですが、過去記事のノイズキャンセリングヘッドホンを併用すればさらなる集中環境になります!

まとめ

以上が、ワンルームの間取りで超集中作業環境を作る【書斎への憧れ】のアウトプットでした。

  • デスクでL字は作業スペースが広くなるけれど、ものを置く性質がある人には合わない
  • デスクは狭すぎず・広すぎず目的に合うサイズが大切
  • レイアウトによって無意識に堕落してしまうことを阻止する

上記が書斎のような超快適作業環境を自宅で生み出すために大切なデスク周りでできることだと考えます。
自宅で作業したいけどできないと悩んでいる人はぜひ参考にして、自分に合った作業環境を見つけてみてはいかがでしょうか。

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