大学に進学するかしないか、そして進学するならどのような選び方が良いのか。大学選択は人生での大きな分岐点となります。大学・大学院で計9年間学んだ経験から後悔しない大学の選び方を記していきます。
大学選びを後悔しないために必要な考え方
大学選びは自分で決める
の一言だと思います。
その理由としては、当たり前ですが、
全て自己責任で選択をすることで後悔が少なくなる or 後悔をしても次に進める
ということが挙げられます。
大学選択はどのような基準、情報に基づいて選択をすると良いのか
考えるための指標としては
- やりたいことがある
- やりがいことが決まっていない
の2つだと思います。
やりたいことがある人
大学や学部を決める前に研究室を調べましょう。
なぜなら、基本的に大学での講義は面白くないものが多いです。
その理由として、
・内容がより高度になる
・大学教員は授業がメインの業務ではない
・大学には教員免許がない→質が保たれていない→小中高よりも先生の教えるスキルにばらつきがある
というような感じなので、基本的には独学が前提となります。まあ義務教育ではないので当たり前ですね。
それでは大学を選ぶ際の、最も関わってくる要素としては何になるか?
それは、4年目に配属される研究室であると考えられます。
大学を構成している中で重要なのはやはり教授などの教員でしょう。それではその教員が最も力を発揮できる場所はどこかと言われれば研究室になります。
つまり、外の人が見る所としては、その大学でどの先生についてどのようなことを学び、そこでどのような業績(学会発表、論文)が残せるかということだと思います。
なので、大学院に進学するつもりのある人、やりたいことがある人は、自分が興味のある研究室で選ぶと良いでしょう。
大学のランクはあまり気にしなくても良いです。いかに業績を残すかということを考えましょう。
大学院に行かない人はスルーしてください。
就職活動は4年生の前期に始まり、ほぼ研究には携わらないので、周りの人が見るポイントは大学の名前と部活、サークル、バイトなどの学生生活だけでしょう。
やりたいことがない人
興味のある or 嫌じゃない分野の学部を探しましょう
この時には大学のランクはできる限り高い方がいいでしょう。
なぜなら、大学に通っている間にやりたいことを見つけた時に、そちらへの方向転換がしやすいからです。
というのも、ランクの高い大学は、豊富な人材、設備の質、大学運営の資金の潤沢さがあります。
このような記事があります
「総資産が多い」国公立大学ランキング150校
これを見るとだいたい大学のランクと資産は相関していそうですね。
この他にも、国から分配されるお金も国公立大学の中でも差があります。
さらに詳しくいうと競争的資金というものもあって、大学の先生がその資金を多く獲得している大学ほど裕福になります。つまり優秀な先生が多い大学ほど競争的資金の獲得数が多いので裕福ということですね。
このお金が違うと何が変わるかというと、
・キャンパスが綺麗か汚いか
・図書館の蔵書数が多いか少ないか
・大学のサポートが良いか悪いか
・講演会など大学が主催するイベントが多いか少ないか
・読める論文数が多いか少ないか
といった感じでお金は本当に大事ですね。
さらには
日本の科学研究力 「選択と集中」が招く低迷、毎日新聞より
こんなことも言われていたり、今後大学間での貧富の差は開いていきそうですね。
国立大学の場合、授業料は一律なので、同じお金を払ったときに受けることができる恩恵はよく考えなくても明らかですよね。
そして就職活動ではなんだかんだ言いつつも学歴フィルターはなくならないですし。
大学選択を両親に反対される可能性
大学の進路については、入学料授業料はおそらく両親が払ってくれる人が大多数かと思います。ということは、お金を出す以上決定権は両親にも少なからずあるとは言えます。
世の中には色々な考えがあるので、本人の自由な決定を認めてくれる人、そうでない人もいますね。
後者の場合どうしたらいいのか。
無責任な意見ですが、説得するか両親の援助は受けずに自分で生きていくかのどちらかだと思います。
ここで戦わず、我慢して就職してから自由にやるのも手でしょう。
その選択についても、おそらく自分で決めるしかないので、決めた以上は自分で責任を持つしかないですね。
大学選びを後悔しないための基準
大学は人生の中で大きな分岐点の一つだと思います。
後悔しないためにも自分にしたいことがあるのか、見つけなくてはいけないのかという今の状態をしっかり把握して、考えていくことが良いでしょうかね。
自分がしたいことがある人はそれが実現できる大学
したいことがわからない人はとにかくランクの高い興味のある分野の大学
ということが一つの考える基準になるのではないでしょうか。
この基準で考えて自分で決めましょう。
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