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iPadでMagic Keyboardを使わなくなった理由【2年半愛用しました】

iPad
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iPadユーザーの楽しみであり悩みのタネでもあるのが「アクセサリ」です。
純正品だけでもSmart Folio、Smart Keyboard、Smart Keyboard Folio、Magic Keyboard Folio、Magic Keyboardと様々なラインナップがあります。

自分の目的に応じてiPadの機能を劇的に変えるアクセサリですが、どれをつけるのが良いのかを決めるのは大変です。
特にMagicKeyboardは4.5万円もするので気軽な気持ちでは買うことが出来ません。

本記事では、iPadのアクセサリについて、「2年半Magic Keyboardを使ってどうだったのか?」をアウトプットします。
企業でバイオ系研究者として毎日iPadで論文を読んだり手書きノートとして愛用している視点として参考になれば嬉しいです。

iPad + Magic Keyboardを1年間愛用したレビュー

結論として、Magic Keyboardは使うのをやめました。

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MagicKeyboardの良かったところ

Magic Keyboardは決して悪いものではなく、値段に見合った素敵な製品だと思います。
特に、

  • どこでもタイピング入力ができる
  • PCを持ち歩かなくても良い
  • キーボードとしても使いやすい

といったメリットは確かに捨てがたく、このメリットだけでもまた使いたくなります。

どこでもタイピング入力

タイピングで長文を入力するのはもちろんですが、カレンダーの予定管理が非常に楽でした
Googleカレンダーで時間単位ごとに予定兼記録をとっているので、件名をタイピングで入力するちょっとした作業をこまめにiPadを開いて手軽にできるところがとても良かったです。
タスク管理でもTrelloを活用していますが、これもすぐにタイピングで入力できることが楽でした。

メモ書きなんかもiPadで思い立ったらすぐにサクッととることが出来たのも良かったです。
とにかく手軽にタイピング入力できることが素晴らしいの一言につきます。

PCを持ち歩かなくてよい

iPadは本体性能もOSの性能も年々進化し続けており、プログラミングや解析など特殊なことをしない限りはほとんどiPadで事足りるようになりました。

iPadOSのアップデートでステージマネージャーだったり、外部ディスプレイの使いやすさの向上だったりととにかくPCライクに使うことができるようになってきました。

結果、iPad + Magic Keyboardがあればほとんどの作業はiPadだけでできるようになりました。

キーボードとしても使いやすい

iPadで文章入力ができるならということで、これまでにいろいろなキーボードを試してきた。
その中で、持ち運びやすいかつ使いやすいという点ではダントツでMagic Keyboardが1位でした。

その理由は、

  • キーボードのタッチの深さが絶妙によい
  • トラックパッドもさすがAppleで感度もよく、使いやすい
  • iPadをPCに並ぶぐらいに性能を引き上げる製品でその値段の高さも納得はできた

Magic Keyboardを1年間使い込んだ感想

ではなぜ使わなくなってしまったのか。

MagicKeyboardをやめた理由

その理由は

  • 重い
  • 何でも出来てしまうが故に縛られる
  • iPadはやはりインプット機

という点になります。

重い

ここが決断のきっかけになるほどかなり大きな理由になります。

iPadの重さ470 g(iPad Pro 11インチ 2020年モデル)に対してMagicKeyboardの重さは600 gとなります。
合わせて約1 kgですね。

実はこれはMacbook Air(約1.2 kg)と同じぐらいの重さです。
ノートパソコンとiPadの2台を運用する場合、一緒に持ち歩くと重量的にはノートパソコンを2台持っていることになります。

日常的にこれは重すぎますね。
以前の私は持ち歩くにしても短時間であったため、そこまで気になりませんでした。

生活の環境が変わり、毎週県をまたいだ移動が発生するようになり、私物のパソコン、会社のパソコンの2台持ちとなってしまったときに、Magic Keyboardをつけると、実質ノートパソコンを3台持ち運んでいることになります。

流石に重すぎて肩が壊れてしまうということが、使うことをやめた大きなきっかけでした。

何でも出来てしまうがゆえに縛られる

iPadもほぼPCのように使うことができ、1台で何でもこなせる様になってしまいました。
そして4.5万円もするMagic Keybooardはその性能を最大限に引き出すデバイスでもあります。

何でもできるというのは一見便利なように聞こえますが、やはりiPadである以上、何をするにもアプリに縛られることになります。
ここがポイントで、同じソフト(wordとかgoogleドキュメントとか)でもiPadのアプリ版では出来ないことがまだまだ多いです。

この出来ないことを補完する方法を考えたりしていましたが、気づきました。

PCで良くない?

ただ、4.5万円(購入当時は3.5万円)のキーボードを買ったのに使わないのももったいない。
そして、それなりに使いやすいというところから多少無理してもiPadを使って作業をしてきた。

ただ、iPadでアウトプット系の作業をやめて、それをPCに統一して気づいたことは、やはり作業をするならばPCが一番使いやすいということでした。
(プログラミングの関係とかからも、PCは手放せないし…)

器用貧乏な状態のiPadを使って作業するよりも、クリエイティブな作業に特化した自由度の高いPCを使ったほうが圧倒的に作業が早くできるようになりました。

iPadはやはりインプット機

2つ目の理由にも近いですが、やはりiPadはインプット機であると考えます。
唯一アウトプットとしてパソコンを超えている点はApple Pencilを使って手書き入力ができることだと思います。

前項目の、iPadの若干の不自由さから、iPadをインプット専用機に特化させてみてはどうなのだろうか…とずっと頭の片隅にありました。

特に、移動中にKindleなどで電子書籍を読むときなんかも、Magic Keyboardがついていると取り出すのがかなり大変でした。
Kindleなどの電子書籍サービスの良いところは小型の端末でいつでもどこでも気軽に本を読めることにあると考えています。

Magic Keyoboadはそもそも重い上に、可動領域に制限があるため、電子書籍を読むときは外す必要がありました。
腰を据えて読むときは良いですが、バスや電車で読みたいときはかなり不便でした。

また、Apple Pencilで手書き入力するときも、Magic Keyboardをつけたままだと書きにくいので外す必要があります

Magic Keyboardを外したら外したで、飛び出したiPadのカメラ部分がガタついて書きにくいといった悩みもありました。

Magic KeyoboardによってiPadのインプット機としての魅力を実はかなり損なっていたことに気が付きました。

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iPadをインプットに特化させて使ってみる

今のiPadの使い方

実はMagicKeyboardをやめて3ヶ月ほど経ちますが今の使い方は、

  • iPad Pro 11インチ(2020年モデル)
  • Smart Folio
  • Apple Pencil
  • 折りたたみキーボード

という感じで、Smart Folio(カバー)を用いてiPadからほとんどタイピングの能力を削ぎ落として、取り回しの良さに特化させてみました。

さすが純正品、軽くて薄くて使いやすくて洗練されています。
そして、手書きをするときにカメラの段差をカバーで埋めてくれるので手書き入力でガタつかないことも非常に快適に感じる部分です!

たまにタイピングをしたいときは「Ewin」という折りたたみキーボードを使います。

主な使い方としては下記の使い方になります。

  • Googleカレンダーで日程、活動管理
  • GoodNoteで論文を読む
  • GoodNoteで手書きノート
  • ブラウジング
  • 電子書籍

これ以外のことはすべてMac Book Proで行うようにして、役割の切り分けを行いました。

作業のQOLが上がった

iPadとMacBookで役割分担をすることで、結果として作業効率が上がったと思います。
特に使い方に迷いがなくなったことが大きいです。

これまでは、iPadでPCに至らないところをなんとか補完しようと考えながら使っていました。
今はもうそもそもiPadではやらないと割り切っているため、余計な部分に思考を割かなくても良くなりました。
そして、それぞれ得意なことをさせているから、今までよりも快適に作業ができるようになりました。

ガジェットの使い方を見つけるのも楽しみの一つではありますが、一番は作業を快適にするための道具なので、道具としての本領をいかに発揮できるようにしてシンプルに使うかが大事なのかなと今は考えています。

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まとめ

以上、2年半MagicKeyboardを使ったけど最終的に使うことをやめたアウトプットでした

iPadは年々進化し続けるデバイスで、ほとんどPCじゃん!って思うこともありますが、やはりiPadはiPad、MacはMacということで、それぞれ使い分けて機能を最大限発揮していくことがガジェットとのうまい付き合い方なのかなと感じる今日このごろです。

結果としては3.5万円もしたMagic Keyboardは眠ってしまうことになり、もったいないなと思うこともありますが、使ったからこそ気づけた部分も多いですし、使わなかったらずっと「MagicKeyboardを買ったらもっと快適な作業ができるかも…」という思考に囚われていたと思うので、必要な出費として割り切ります。

サンクコストをいかに切るかは大事とよく言いますからね。

それではみなさんも良きiPadライフを!

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