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コピーライティングに学ぶ、良い文章を書く4つのポイント【読書メモ】

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良い文章、悪い文章とはなんでしょうか?
一概に「これ」という定義はできませんが、少なくとも私は、読んだ人を動かすことができる文章が良い文章だと考えます。

ではそのような文章を書くためにはどうしたらよいかということで、ものを買わせるための広告で使われる「コピーライティング」の技術について、ジョセフ・シュガーマン著「全米No.1のセールス・ライターが教える 10倍売る人の文章術」を読んで学んだことをアウトプットします。

前回記事では「人を動かす文章を書く3つのコツ」という記事を書きました。今回はテクニックよりも内面的な記事になっています。

書籍情報

タイトル:全米No.1のセールス・ライターが教える 10倍売る人の文章術
著者:ジョセフ・シュガーマン
監訳者:金森重樹
出版社:株式会社PHP研究所

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良い文章とは何か?

わかりやすい、伝わりやすい色々あるかと思います。
前回の記事でも紹介したように、私は「人を動かす文章」が良い文章であると考えます。

結局のところ文章はなんのためにあるのかを考えると、その文章を読んだ人に、知ってもらう、考えさせる、買ってもらうなど「文章を読んだ人にアクションを起こさせる」ことが本質であると考えます。

ちなみに「人を行動させる文章術」として、広告などの世界ではこのような技術のことを「コピーライティング」というそうです。
なので、私の考える良い文章とは「人を動かす文章」であるということで、その書き方についてみていきましょう。

良い文章を書くために必要な4つのポイント

人を動かす良い文章を書くために必要なことは下記の4つではないかと思います。

  • 知識
  • 説得力をつける
  • 全部読んでもらえるようにする
  • 編集する

それぞれ見ていきましょう。

知識

コピーライティングでは「知識」が必要だそうです。
この知識にも2種類があり、「幅広い一般的な知識」「対象を絞った具体亭な知識」に分類できるそうです。

私は
「幅広い一般的な知識」 → 一般教養
「対象を絞った具体亭な知識」 → 専門分野
という解釈をしています。

新聞や雑誌の記者が書く記事を読むと、稀に専門分野の人が読むと物申したくなる文章があります。これは専門分野の知識が足りないから起こる現象ということになります。
また、商品の宣伝なんかで、中学生・高校生でも疑問を抱くようなものがありますね。水素水とかマイナスイオンとか。知っててやっているのが大多数だと思いますが、中には本当に知らずに書いている人もいるそうです。結局のところ、誰もが「よく考えると疑問を抱く」ような文章は一般教養に欠ける文として受け止められてしまうのではないでしょうか。

これらの知識を持ち合わせていると、「幅広い一般的な知識」で多くの人の興味を引き、「対象を絞った具体亭な知識」で信頼を勝ち取ることで、人に影響を与えることができる良い文章を書くことができるのではないでしょうか。

つまり「知識」は文章を書くアイデアと文章力に繋がるものであると考えます。

説得力をつける

説得力をつけるために必要なことは次の4つだそうです。
そのためには

  • 専門家になる
  • 伝える相手を知る
  • 脅さない
  • モノの独自性を理解する

ことが必要だそうです。

専門家になる

これは本質を理解するために最も重要なことですね。
本質を理解するためには基礎の知識に加えそこからより深く掘り下げた知識や経験が必要になります。

専門家になるためには時間がかかり一筋縄にはいかないからこそ、価値があると考えます。
自分の専門分野はそれだけで大きな武器になると思いますので、大切にすると良いのではないでしょうか。

伝える相手を知る

これについては過去の記事でも書いたように、伝える文章は自分の言いたいことよりも相手が知りたいことが本質です。
つまり、説得力をつけるためには相手について知ることができる能力が必要になるということですね。

脅さない

これは文章だけでなくなんでもそうですが、脅しに意味はありません
その場では仕方なく従うかもしれませんが、心は離れていき、最終的には去って行ってしまします。

文章で相手を動かすためには心をつかむ必要があるので、本質通り越して悪手中の悪手になりそうですね。

モノの独自性を理解する

これは、価値のあるものをそう見抜くための力だと思います。
一見価値のないもののように見えて、ある人たちにとってはものすごく価値があったり、欠点のように見えてじつはそれはものすごく大きな利点であったりと、モノについて理解する能力は非常に重要です。

そしてその見抜いた価値を伝えることが説得力の向上に繋がるのではないでしょうか。

全部読んでもらえるようにする

せっかく書いた文章も最後まで読んでもらえなかったら仕方ありませんね。
そのためのコツは常に興味を刺激したり、あげて落としたりすることが重要だそうです。

ところがこの本質としては、「関心がある内容なら読者は全部読んでくれる」とのことです。
ブログ等でキーワード選出が重要と言われるのは検索上の都合なのかもしれませんが、読者が興味のある内容を示すという点においても非常に重要なポイントなのではないでしょうか。

研究のプロジェクトの提案書なんかでも、評価者が興味ないものは多分スルーされるでしょう。でも、興味のあるキーワードを散りばめておいて少しでも興味を引くことができれば、最後まで目を通してもらうことができるようになると考えます。

以上のことより、全部読んでもらえるようにするためには、「読んでもらえるようにする工夫」と「全部読んでくれる人に目を通してもらえるようにする」という2つの観点がありそうですね。
後者はキーワードの選出と好奇心の刺激が重要そうです。

編集する

つまるところ書いた文章の推敲に当たります。
ブログにせよ研究書類にせよ、書いた文章は基本的には全て推敲すると思います。
それではどのように編集していけば良いでしょうか?
それは、

  • リズムを重視する。
  • センテンスをまとめる
  • 不要な語をとる
  • 順序を変える

ことがポイントのことです。

この中で、私は特に不要な語をとることを重要視するとよいのではないかと思います。

ブログではだらだらと長い文章は読んでて疲れるし何言ってるのかわからなくなってきます。
研究費の申請書類なんかでは、書く量が制限されています。
つまり、不要な語をとって短くシンプルにした方が良いということですね。
私自身ブログを書いていてここがまだ苦手なので最も重要視したいところでした。

また、編集作業は育児のようなものなので時間がかかるというイメージの仕方が良いそうです。
なので多少時間がかかることは諦めて根気よく取り組むしかなさそうですね。

まとめ

良い文章を書くためのコツは以下の4つだそうです。

  • 知識が必要
  • 説得力をつける
  • 全部読んでもらえるようにする
  • 編集する

どうでしょうか?取り入れて見たい項目はありましたか?

文章術は向き不向き以前にテクニックだそうなので、練習すれば必ず一定の効果が出るそうです。
コピーライティングとは”自分の考えを整理した上で、それを紙に書き出す”というメンタルの作業とのことで、とにかく書いて修正してを繰り返すことで習得することができるそうです。
スポーツや勉強と何も変わらないですね。

なので、私もこれからこのブログを通して、書いて修正してを繰り返して、良質なアウトプットをできるように訓練していきます。

以上、全米No.1のセールス・ライターが教える 10倍売る人の文章術を読んで学んだことのアウトプットでした。

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